「奄美・沖縄世界遺産へ!ユネスコに登録勧告」(鹿児島県)
我が国が世界遺産一覧表への記載を推薦している「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及 び西表島」について,世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)の評価 結果がユネスコ世界遺産センターから通知され,世界遺産一覧表への記載が適当と,5 月10日に勧告されました。正式に登録が決定となれば,日本の世界自然遺産は,2011年の「小笠原諸島(東京都)」 以来,10年ぶり5件目となります。鹿児島県は,1993年の「屋久島」に続く2件目で, 国内で唯一,複数の世界自然遺産がある都道府県になります。
「奄美・沖縄」は,大陸から取り残され,独自の進化を遂げた希少野生動植物が多く 生息する「生物多様性」が特徴であり,亜熱帯照葉樹林にアマミノクロウサギやイリオ モテヤマネコ,ヤンバルクイナなど,絶滅のおそれがある固有種が生息しています。
今後の予定としては,7月16日~31日まで,世界遺産委員会がオンラインで開催され, 今回のIUCNの勧告を踏まえ,世界自然遺産登録の可否が審査されます。
●お問合せ先●
環境林務部自然保護課奄美世界自然遺産登録推進室
TEL:099-286-2759
2021/06/01